「ピンアン」は、沖縄空手の型で、明治時代に糸洲安恒によって創作されました。この五段からなる型は首里手系の基本型として知られ、現在では首里手を含む多くの流派・会派で広く採用されています。初めて発表されたのは1904年であり、その後も各流派内でも独自の改良が施され、それぞれにおいて挙動にいくつかの相違も見られます。「ピンアン」は漢字で「平安」とも表記され、本土の一部の流派では「ヘイアン」と読まれることもあります。この型は、公相君(クーサンクー)など旧来の型から要素を借用して構成されており、沖縄県の学校体育に採用されるなどして広まり、今ではフルコンタクト空手各派でも稽古されています。
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